2018年03月30日

逆子の治療(3)

逆子治療から少し脱線しますが、

鍼灸治療を行ったから逆子が治ったのか? 治療をしなくても治ったのでは?

ここが難しいところで、いつも考えさせられるところです。

医療において、科学的根拠は乏しいけれど、少しでも良くなる可能性が有る方法がある場合に、その治療を行うのか行わないのか。
行えば行わなかった時のことはわからないし、行わなければ行った時のことはわからないのです。

どちらも結果が良ければよいのですが、治療を行わずに良い結果を得られなければ後悔してしまいそうです。

動物実験などで同じような状態を作り、比較することにより効果の判定をすることはできますが、やはりそれでも個体差はわかりませんし、100%の効果判定ではありません。

鍼灸医学の科学的証明はまだまだかもしれませんが、数千年の歴史の中で無くならずに続いているのは、鍼灸治療の効果が認められているからだと思っています。

科学的研究は大学などの研究機関の先生にお願いするしかありませんが、私たち現場の人間は少しでも良い結果が得られるように、いろいろな情報に耳を傾け、より良い方法を模索し、日々の臨床に臨むのみと考えています。
posted by 今田 at 08:26| Comment(0) | 健康一般

2018年03月29日

逆子の治療(2)

逆子の外回転術ののつづき。

記事中では、逆子の鍼灸治療や逆子体操もあるが、「医学的に根拠があるのは今のところ外回転術のみ」との記載があります。

当院でも逆子の鍼灸治療を行っていますが、効果のある方法と感じています。

鍼灸治療を行うと、治療中より胎動が活発になり、場合によってはその場で逆子が治る事もあります。

外回転術のように外から力を加えるわけではなく、胎児が自分で動くので治療によるリスクは低いと考えられます。


先日、逆子の患者さんがいらっしゃいました。
二人目の出産で、一人目も逆子で鍼灸治療を行った方です。
34週で来院。逆子のままなら帝王切開とのこと。
治療中より胎動活発となり動いた様子。
35週の検診にて正常とのことで、自然分娩で出産予定。

逆子の鍼灸治療については、こんな本も出ています。
ガイドラインとはいかないまでも、過去の論文もまとめられています。

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鍼灸院だけでなく、産婦人科医院でも鍼灸治療を取り入れているところもあります。

多くの症例をもとに、鍼灸治療の報告がなされれば、医療の中での鍼灸治療の必要性も高まるのではないでしょうか。
posted by 今田 at 08:35| Comment(0) | 健康一般

2018年03月28日

逆子の治療

3月28日(水)の朝日新聞に、逆子の外回転術の記事が掲載されていました。

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(著作権の問題があるため、内容は見えないようにしてあります)

現在の日本では、妊娠34週時に逆子だと帝王切開での出産となることがほとんどです。
以前は逆子のまま出産する場合もあったようですが、出産時のリスクが高いため現在はほとんど行われていません。

自然分娩を望む場合は、逆子を治すのが第一条件となります。

その方法として外回転術があります。この方法は、妊婦さんのお腹を外から手で押して胎児の位置を正しい位置にする方法です。ただし治療の際に胎盤が剥がれたりするリスクが有り、緊急の場合はその場で帝王切開となるため、出産予定の病院で外回転術を推奨していない場合は受けることができないことが多いようです。
(以前に、経験豊富な助産師さんがお母さんのお腹を通して、胎児と会話をするかのように、簡単に逆子を手で治すのを見たことがありますが、そのような先生は少なくなっているのでしょうか。)

リスクが有るために外回転術を行わなければ、逆子を治す一つの方法がなくなってしまいます。外回転術ができる先生もいなくなってしまうでしょう。

つづく
posted by 今田 at 19:27| Comment(0) | 健康一般

2018年03月26日

花粉症

春分の日に雪が降ったのがウソだったかのように、春の日差しが眩しく桜の花も満開に近づいてきました。

昨日、近くの住宅街を通ると桜並木がきれいに色づき、家族連れで桜を楽しむ人達や、写真を撮る人々でにぎわっていました。私もつられてパシャっと。

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さて、春になるとつらくなるのが花粉症ですね。
症状を抑えるお薬の種類も増えて、お薬で何とかこの季節を乗り切っている人も多いかと思います。
ただ、お薬を飲むと副作用が、、、とか、
あまりお薬が効かない、、、など、悩んでいる人も多いようです。

鍼灸治療は、身体全体の調子を整える治療でもありますが、体調を整えることにより花粉症の症状が軽減したり、お薬の効きが良くなったり、副作用が軽減するなどの効果もあります。

また、耳ツボ刺激で症状が軽減されている方もいます。
以前は金属の粒で刺激をしていましたが、最近は直径9mm程度のシール状のハリを使用しています。

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興味のある方は、お問い合わせください。
posted by 今田 at 11:21| Comment(0) | 鍼灸

2018年03月22日

DIYで机を作る

治療院を開院する際は、大工さんや材木屋さんと相談して、天然素材にこだわった内装にするために、経費削減もあって大工仕事を手伝ったことがあります。

それから12年。

自宅の整理もあって、PC作業用の机とその他の収納用の棚が欲しかったので、久しぶりに日曜大工。
(職場のバックヤードも数年前に、DIYで作ったのですが、それよりも少しおしゃれにしたい・・・)

とりあえずは、作業用のテーブル。
(最初を撮り忘れました(^^;))

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1×4材と2×4材の組み合わせで、テーブルを作りました。

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塗料は、オスモカラーのウォールナット色です。

少しは部屋が整理できると良いのですが・・・

棚はこれから。

つづく
posted by 今田 at 21:29| Comment(0) | 日記

2018年03月12日

昇級・昇段審査

3月11日(日)に、所属する合気道道場の昇級・昇段審査が行われました。

今回、私は参段の審査の受けでお手伝いをさせていただきました。

自分の審査ではないのに緊張するものですね。
まだまだ、稽古が足りないか・・・

今後も精進していきたいと思います。

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posted by 今田 at 08:17| Comment(0) | 合気道

2018年03月07日

テーピング用のテープ

テーピング会社が販売促進ということで、商品展示用のグッズを置いていきました。

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キネシオテープは伸縮性のテープで、筋肉や関節の働きをサポートする目的で用いられます。
伸縮性のテープは各社から販売されており、値段も一巻の小売希望価格が500円位〜1,000円位まで様々です。

テーピング商品を選ぶ際、スポーツの種目や貼る目的や貼り方、テーピングを貼っている時間、貼る頻度も考慮する必要があります。

☆貼る頻度は高いが貼っている時間は短い方は、比較的値段が安いものを選び、必要がなくなったらすぐに剥がしてスキンケアをするようにすると良いでしょう。
(主にケガの予防や再発防止、パフォーマンスの向上のためのテーピングといったところでしょうか)

☆数日〜数週間にわたってテーピングを貼り続ける場合には、少し値段が高くても肌に優しいテープが良いでしょう。
(主に治療のために筋肉や関節を持続的にサポートするためのテーピングといったところでしょうか)

当院では主にニトリートのキネロジEXを使用しています。(メーカーに宣伝をお願いされたわけではありません(^^;))
この商品はテープのノリに特徴があり、皮膚の角質を傷めにくく、肌に優しい商品です。貼った後は時間とともに貼り付きも安定し、シャワー程度では剥がれないので、長時間の貼付も可能です。
何度か貼り直しができるので、テープの引っ張り具合の調整もしやすいです。

当院では治療の際にテーピングの仕方も指導していますのでご相談ください。
posted by 今田 at 20:32| Comment(0) | 接骨・整骨